2022年9月1日、ソニーは小型ハイエンドスマートフォンの最新機種「Xperia 5 IV」を発表しました。発売から1か月が経ちましたが、前製品と比べてどのような違いがあるのでしょうか?
今回は、そんなXperia 5 IVが前製品「Xperia 5 III」から進化しているポイント、ちょっと惜しいポイントなどのレビューをお届けします!
Xperia 5 IVの仕様
- OS:Android
- CPU:Snapdragon 8 Gen 1
- ディスプレイ:6.1インチ有機EL/21:9ワイド/最大120Hz駆動
- メインカメラ(16mm・超広角):1220万画素/F値2.2
- メインカメラ(24mm・広角):1220万画素/F値1.7
- メインカメラ(60mm・望遠):1220万画素/F値2.4
- フロントカメラ:1220万画素/F値2.0
- メモリ:8GB
- ストレージ:128GB
- 外部接続:Wi-Fi/Bluetooth ver.5.2
- 外部メディア:microSD/microSDHC/microSDXC(最大1TB)
- 外部デバイス:USB Type-C
- 防水防塵:IPX5・IPX8/IP6X
- SIM仕様:nanoSIM/eSIM
- 生体認証:指紋
- バッテリー容量:5000mAh(内蔵電池)
- カラー:ブラック、エクリュホワイト、グリーン
- サイズ:幅67mm/高さ156mm/厚さ/8.2mm(最厚部9.7mm)
- 重量:172g
Xperia 5 IVが進化した3つのポイント
①CPU
Xperia 5 IVのCPUには、「Snapdragon 8 Gen 1」が搭載されています!
Xperia 5 IIIに搭載の「Snapdragon 888」からCPU性能が20%も向上している一方で、30%の消費電力削減を実現しました。また、GPU性能も30%向上しつつ25%の消費電力削減をしているため大幅にスペックアップしています。
グラフィック性能に影響するGPUの向上により、ゲームや動画編集などの重い処理もストレスなく動作してくれるのでとても良いですね!
②フロントカメラ
Xperia 5 IVは、前製品からフロントカメラの性能が大きく進化しました!
Xperia 5 IIIが「800万画素」だったのに対し、Xperia 5 IVでは「1220万画素」と大幅にスペックアップしています。画素数が大きければより高画質になるので、自撮りをする時にも綺麗な写真を撮ることが可能です。
また、「リアルタイムトラッキング」機能が追加されている点も見逃せません。動く被写体を追いかけるAFで常にピントを合わせてくれるため、自然な表情を簡単に撮影できるのはとても嬉しいですね!
③バッテリー
Xperia 5 IVではバッテリー容量が増量されました!Xperia 5 IIIの搭載バッテリーは、「4500mAh」でしたが、Xperia 5 IVでは5000mAhと大容量になっています。
電力消費が激しいアプリの使用でも充電回数が少なくなるので、バッテリー寿命も伸ばすことにもつながります!
さらに、本機から「ワイヤレス充電」と「おすそわけ充電」に対応となったことで、バッテリー残量が少ない他のスマホを充電することができますよ!
Xperia 5 IVの惜しいと感じる2つのポイント
①メインカメラの性能がダウンしている
Xperia 5 IVのメインカメラは、なんとXperia 5 IIIから性能が低下しています。
Xperia 5 IVの望遠は焦点距離が「60mm」固定ですが、Xperia 5 IIIは「70mm」「105mm」の可変スコープなので望遠性能がダウンしているのです。
さらに、光学ズームはXperia 5 IIIが「4.4倍」なのに対し、Xperia 5 IVは「2.5倍」と大幅に低下していることがわかります。最新機種のカメラ性能が劣っているのは悩ましいポイントですね・・・。
②価格が大幅に上昇している
Xperia 5 IVは、Xperia 5 IIIから大幅に価格が上昇してしまいました。
2022年11月28日時点での最安価格は、Xperia 5 IVが「134,900円」であるのに対し、Xperia 5 IIIは「98,800円」となっています。つまり3万円以上の値上げとなっており、スペックを考慮するとお得感があまりないのが惜しいですね・・・。
最後に
Xperia 5 IVのレビューをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?カメラ性能や値上げなど惜しいところはありますが、ハイエンド機種としては価格が抑えられています。
スペックはもちろん優秀なので、興味を持たれた方はぜひ店頭でチェックしてみてくださいね!