2022年10月6日、NTTドコモは2022年冬〜2023年春モデルのスマートフォン6機種を発表しました。これまで、一部ラインナップのみ対応だった「eSIM」が新機種すべてに標準搭載となり、これを機に購入を検討する方もいるでしょう。
その一方で、eSIMのことがよく分からない、あるいは初めて聞くという方も少なくないはずです。
そこで今回は、ドコモ 新機種の冬春モデル6製品のほか、eSIM とはどういったものなのかなどもあわせてご紹介します!
そもそもeSIM とは?
eSIM とは「Embedded SIM」の略称で、組み込み方の「SIM」という意味です。SIMは「Subscriber Identity Module(加入者識別モジュール)」の頭文字を取ったもので、契約者やキャリア、電話番号などのデータを記録するための部品になります。
一般的なスマホには抜き差し可能な「SIMカード」と呼ばれるICチップが必ず装着されており、これがないと電話やデータ通信、SMS機能といったキャリア回線を使う機能を使用することができません。
そんなSIMの次世代規格として登場したのが「eSIM」で、端末に直接組み込まれているのが特徴です。また契約者情報はeSIMに記録するのではなく、「eSIMプロファイル」というデータをダウンロードする方式を採用しているのも従来のSIMと異なっています。
eSIMのメリット
eSIMを選ぶことで得られるメリットには、次のようなものがあります。
- SIMカードの故障や紛失のリスクがない
- 1台の端末で複数の電話番号や回線を利用できる
- オンラインで契約手続きが完結する
- 海外渡航時に簡単な設定のみで使用できる
eSIMのデメリット
eSIMは便利な部分が多い反面、次のようなデメリットもあります。
- 機種変更時の再発行に時間がかかる
- 利用設定がやや難しい
- 複数の回線使用にはSIMロックの解除が必要
- eSIM対応のキャリアや機種が限定的
ドコモ eSIM 冬春モデル6機種
ここからは、eSIMに対応したドコモ 新機種6モデルのスペックや発売日、価格などをご紹介します!
Xperia 5 IV(SO-54C)
- メーカー:SONY
- 価格:137,280円
- 発売日:2022年10月21日
- ディスプレイ:1インチ有機EL
- SIM:nanoSIM/eSIM
- サイズ:156(H)×67(W)×8.2(D)mm
- 重量:172g
AQUOS sense7(SH-53C)
- メーカー:SHARP
- 価格:54,230円(税込)
- 発売日:2022年11月11日
- ディスプレイ:6.1インチ有機EL
- SIM:nanoSIM/eSIM
- サイズ:152(H)×70(W)×8.0(D)mm
- 重量:158g
arrows N(F-51C)
- メーカー:FCNT
- 価格:未定
- 発売日:2023年2月以降
- ディスプレイ:6.24インチ有機EL
- SIM:nanoSIM/eSIM
- サイズ:未定
- 重量:未定
Galaxy Z Flip4(SC-54C)
- メーカー:Samsung
- 価格:159,500円(税込)
- 発売日:2022年9月29日
- ディスプレイ:6.7インチ有機EL
- SIM:nanoSIM/eSIM
- サイズ(オープン):165(H)×72(W)×6.9(D)mm
- サイズ(クローズ):85(H)×72(W)×15.9(D)mm
- 重量:187g
Galaxy Z Fold4(SC-55C)
- メーカー:Samsung
- 価格:249,700円(税込)
- 発売日:2022年9月29日
- ディスプレイ:7.6インチ有機EL
- SIM:nanoSIM/eSIM
- サイズ(オープン):155(H)×130(W)×6.3(D)mm
- サイズ(クローズ):155(H)×67(W)×14.2(D)mm
- 重量:263g
Galaxy A23 5G(SC-56C)
- メーカー:Samsung
- 価格:33,440円(税込)
- 発売日:2022年10月27日
- ディスプレイ:5.8インチ
- SIM:nanoSIM/eSIM
- サイズ:150(H)×71(W)×9.0(D)mm
- 重量:168g
最後に
現在普及している一般的なSIMカードは、eSIM とはまた異なるメリットがあります。ぜひ自分の用途に合ったSIMを選んで活用してみてください。