ネット社会に欠かせないスマートフォン。とても使いやすく便利であり、ここ数年ではスマホがあれば連絡はもちろん、買い物も銀行手続きもできるようになっていますよね。その便利なスマホを手にする私たちにとって、気になるのが「円安」である日本の現状ではないでしょうか。今回は円安が続く現状において、スマホへの影響や中古スマホについて取り上げていきたいと思います。
今の日本って円安なの?
2022年6月に対ドル為替が1ドル=135円台に突入しました。年初めは1ドル=115円であったため、なんと半年で20円も円安が進んでしまっている状況です。需要が高い資源に円安が加わることで物価が上昇し、生活に深刻な影響を及ぼしています。
身近なものでいうとしたら「ガソリン」です。コロナ禍で公共交通機関を控えたり、お出かけにいくのにドライブやキャンプを選ぶ人が多くなったことで車を使う人が多くなり、ガソリンの需要が高まりました。一方で、ガソリンスタンドへ行く度に高いなと思う機会が増えているのではないでしょうか。
これまで、国は「ドル建てだと安い価格で輸出することができるため、日本からの輸出も増加するのでは」という考えから「円安は日本経済にとってプラスになる」と言われてきました。しかし、円安によって国内の物価が上昇するデメリットの方が大きいのが現状です。
円安はスマホの価格にも影響する!?
上記の通り、現在の日本は円安となっており、物価が高くなってきています。スマホ価格も例外ではありません。なぜなら、スマホは海外で製造しているケースが多いためです。有名なものでいうと、日本で最も人気の高いApple(アップル)の端末が該当しますね。
実際にAppleが発売している新しいプロセッサーを搭載したMacBookAirの価格で比較してみると、M1搭載MacBookAirは発売時点で11万5,280円だったのが、M2搭載MacBookAirの発売に合わせて価格が改定され、なんと13万4,800円と2万円ほど値上げされています。このことから今後は新作iPhoneも発売されるごとに値上がりしていくことが予想されます。円安になることでスマホにも影響してくることが分かりますね。
今流行りのスマホは中古スマホ
新品スマホが高額化されるにつれ、安価な中古品を選ぶ人が多くなってきています。中古スマホの所有率は2020年と比較し、2年間で約2倍に増えているというデータもあるようです。
そのため、端末側で通信会社を限定する仕組みの廃止や大手キャリアによる中古販売など中古スマホが使いやすい環境が整ってきており、より一層中古スマホの需要が高まっているのではないでしょうか。その中古スマホ どこで買うのかというと、MMD研究所(モバイルのマーケティングデータ研究所)によれば、「ハードオフ」「ソフマップ」といった実店舗が45.2%、通信キャリアもしくは中古業者オンライン販売が43%、フリマサイトは11.8%という状況のようです。
中古スマホ 3つのメリット
中古スマホのメリットとしては、
- 格安SIMとの組み合わせが自由であり、大手キャリア会社の多機能の機種も安く買える
- 壊れたときに自分が使っている機種に近い中古スマホがあれば、修理代より安く手に入る
- 中にはほぼ未使用の最新モデルもあるため、自分の財布と相談して欲しい最新モデルが買える
といった特徴があります。
中古スマホ 5つのデメリット
一方、中古スマホであるからこそ、危険性も潜んでいるのではないかと気になる方もいると思います。中古スマホのデメリットは、次の5つです。
- 保証がないため、修理代は全額実費になる可能性がある
- 電池持ちが悪いことがある
- 付属品の有無
- モデルによって欲しい・使いたい機能がない(もしくは使用できない)
- OSバージョンアップがされていない場合、アプリのダウンロードができないことがある
次々に発売される新商品は以前と比べ、高く値上がりしています。そんな中、少しでも安くスマホを手に入れたいという方は、デメリットを理解した上で中古スマホを購入するのがおすすめです。デメリット③のようなものに対しては、別途で必要なものだけを購入するといった対応ができる場合もあるので、中古スマホが気になる方はあくまでも「安く」「中古である」といったことを念頭において購入するのが良いでしょう。