2023年2月3日、ワイヤレスで映画や音楽を楽しめるヤマハ ヘッドホン「YH-L700A」が発売されました!ヤマハ独自の技術が搭載されたハイエンドヘッドホンということもあり、気になっている方も多いのではないでしょうか?今回は、ヤマハ ヘッドホン「YH-L700A」のスペックや特徴、メリットやデメリットといったレビューをお届けします!
ヤマハ ヘッドホン「YH-L700A」のスペック
- タイプ:オーバーイヤー
- 構造:密閉型
- 接続方式:Bluetooth、有線(3.5mmステレオミニ)
- ドライバー:40mm
- 再生周波数帯域:8Hz – 40KHz(有線接続時)
- 連続再生時間:34時間(3DサウンドフィールドONは11時間)
- 充電端子:USB Type-C
- 充電時間:約3.5時間
- サイズ:幅173.28mm、高さ202.78mm、奥行き77.93mm
- 重量:330g
- 付属品:ケーブル・アダプター類、キャリングケース、ユーザーガイドなど
- 発売日:2023年2月3日(金)
- 価格:66,000円(税込)
ヤマハ ヘッドホン「YH-L700A」特徴
「YH-L700A」は、ヤマハが長年培ってきた独自の音響技術を搭載するワイヤレスホームシアターヘッドホンです。一般的なヘッドホンでは得られない広い音場感を実現し、映画や音楽などあらゆるコンテンツで高い没入感を実現しています。ワイヤレスと有線を切り替え可能になっており、専用アプリや声による簡単操作に対応するなど、使い勝手も優れているヤマハ ヘッドホンとなっています。
ヤマハ ヘッドホン「YH-L700A」3つのメリット
①3Dサウンドフィールド
ヘッドホンでホームシアタースピーカーのような広い音場を再現する「3Dサウンドフィールド」機能を搭載しています。通常のヘッドホンでは音がダイレクトに鼓膜へ届くため、左右で個々の音が分離して自然な音場を感じることができません。しかし、ヤマハの独自技術「シネマDSP」と音声技術を活用し、2chのあらゆるコンテンツを自然な定位の立体音響に変換することができます。これにより、まるでホームシアタースピーカーで聴いているような、高没入感の広い音場をヘッドホンで楽しむことが可能というメリットがあります。
②7種類のサラウンドモード
さまざまなコンテンツに対応する、7種類の「サラウンドモード」を搭載しているのもメリットです。2種類の「映像向け」モードではセリフをクリアにしたり、BGMや効果音の描き分けを演出します。3種類の「ミュージックビデオ向け」モードでは、ライブのような広がりのある音場や、音の位置関係をしっかり表現することが可能です。「音楽向け」モードは2種類が用意されており、音の反射が少ないニュートラルな音場や、リラックスできるサウンドでHiFiによる没入感を重視したモードとなっています。このように、異なる視聴コンテンツでも最適なサウンドに設定できるのは嬉しいポイントですね。
③アクティブノイズキャンセリング
ヤマハ独自のアルゴリズムによる「アクティブノイズキャンセリング」を搭載しています。すべての信号に対し処理を行う通常のノイズキャンセリングと異なり、ヤマハの「アドバンスドANC」機能はインマイクで拾ったノイズだけ処理します。これにより、音楽信号の劣化を最小限に抑えながらノイズキャンセリングが行えるため、質の高いサウンドを楽しめる優秀なポイントとなっています。
ヤマハ ヘッドホン「YH-L700A」3つのデメリット
①価格が高い
「YH-L700A」はハイエンド機種ということもあり、価格は税込で6,6000円となっています。性能の高さを考えれば妥当な金額ではありますが、ミドルクラスのスマートフォンが買える価格帯は気軽に購入できるヘッドホンとは言い難いでしょう。非常に高性能なヤマハ ヘッドホンですが、その分価格も高いことがデメリットと言えます。
②好みが分かれるサウンド
ホームシアタースピーカーを再現したサウンドは、人によってデメリットにもなります。当然ですが、2chの信号をサラウンドに変換しているため、加工された音を聴くことが前提です。そのため、通常のヘッドホンとは大きく異なる音場感は好みが分かれると感じました。
③音が動くヘッドトラッキング
3次元音場を生み出す「ヘッドトラッキング」機能は、臨場感を高める一方でデメリットにもなります。頭の位置に合わせて音の定位を変更する機能であるため、動くと常に音がぐるぐると移動します。一般的なヘッドホンにはない特徴のため、人によっては相性が悪いと感じるかもしれません。
おわりに
ヘッドホンの中でホームシアターの音を再現するヤマハ ヘッドホン「YH-L700A」。非常に優れた製品となってますので、購入を検討している方は、ぜひ実際に店頭での試聴をおすすめします!